限りある資源と後世に引き継がれる本物を大切にして、豊かな暮らしを伝えたい。
家業の家具工場長として、原木の製材から設計、製造、販売まで全ての業務に長年携わり管理しました。
20代は米国ノースカロライナ州の工場で家具塗装、生産管理の研修を受け、30代は欧州(デンマーク、ドイツ、オランダ)の塗装研究所や工場で研修を受け、40代は英国王室御用達の工房(Titchmarsh & Goodwin、Bevan Funnell)などへ出掛けて研修を受け、イギリスの伝統的な加工法と塗料の原料を調査し塗装法を学びました。故に、商品の品質には強いこだわりを持っています。
一つ一つに思い入れのある家具、ご購入後も永くご愛用して頂くため、英国の伝統的なお手入れ法をお伝えし豊かな暮らしを提案しています。
大学で航空工学を学び卒業後、1970年より家業の家具製造に携わる。
1974年より洋家具の塗装とデザインの習得を目的に、ケルン・パリ・ミラノへ新作家具展の視察に出かける。
1976年、米国東部のノースカロライナ州の工場で塗装と生産管理を研修する。
1989年より、洋家具を本格的に探究しようと単独で欧米の家具展示会、家具の博物館などを視察する。
1992年、オークランドを設立し創業する。
1984年より北海道の製材所を一人で訪れ、厳寒の-10℃以上の製材所でミズナラ丸太の製材に立会い、挽材を一枚毎チェックしました。
規格に合う木材を纏めて仕入れ、1年以上も乾燥させて使用しました。
1996年1月、北米のペンシルヴァニア州の優良木材産地の膨大な土地を所有する木材会社を一人で訪れ、-15℃の厳寒の中、会社所有の丘陵の森林の伐採現場を一日中視察し、豊富な資源に感動しました。
ブラックチェリーの原木を買付けして、輸入後に国内で製材しました。
乾燥させた後に、国内で初めてブラックチェリーの家具を製作しました。
2001年、北海道産のミズナラ無垢で製作した、4枚扉のディスプレイキャビネットです。扉などに手彫りをし、イギリス製アンティーク調のガラスを使用しています。仕上げにワックス磨きをしています。
2000年、北海道産のミズナラ無垢で製作した、扉・抽斗・柱などに手彫りを施した、スモールキャビネットです。仕上げにワックス磨きをしています。2000年11月、東京国際家具見本市会場にて。
2000年、北海道産のミズナラ無垢で製作した、扉のデザインと脚元の彫刻が粋なディスプレイキャビネットです。イギリス製アンティーク調のガラスを使用しています。仕上げにワックス磨きをしています。2000年11月、東京国際家具見本市会場にて。
2004年、北海道産のミズナラ無垢で製作した、自民党総裁室の総裁用デスクに採用されたものと、同型のデスクです(椅子を除く)。
2000年11月、東京国際家具見本市会場にて。
1989年、ニューヨークのルーズベルト大統領記念館を一人で訪れ、執務室のデスクを参考に日本版デスクを企画しました。その後、詳細設計し、塗料・革・金具・工具などをイギリスより買付けて、木取から塗装仕上げまで試作した後に、1999年、製作しました。
天板にはイギリス製の高級革を貼り、金モールで縁取りしています。
仕上げにワックス磨きをしています。
買付け時。イギリスにて(2008年)
オーナーは2015年より、業務の合間に絵画を趣味としています。
現地へ出掛けて、光・空気・音・香りを体感し、その感動を胸に絵を描く楽しさは格別です。
水彩 40号 2022年 倉吉市関金町、大山池にて 倉吉市展賞
水彩 60号 2022年 豪雨後の鳥取市国府町雨滝にて